クモ膜下出血とは
クモ膜下出血とは、クモ膜下腔に出血が生じ、脳脊髄液中に血液が混入した状態をいう。クモ膜下出血は全脳卒中の8%を占め、突然死の6.6%がこれに該当すると言われている。クモ膜下出血は高齢者よりむしろ壮年期の人に多いとされる。また一度起こると再発しやすいという特徴がある。
症状
突然の激しい頭痛、嘔吐。曰く、「人生最悪の」、「金属バットで殴られたような」と表現される頭痛が多い。しかし、「人生最悪の頭痛」と表現するほどの痛みは発症の25%程度と言われている。また頭痛の発症は突然起こるものであるので、患者にいつ頭痛が起こったか聞くと、「朝」などの曖昧なものではなく、「昼食を食べていた頃」などの具体的な時期の回答が得られる。この頭痛は1〜2時間で消失する事はなく数日持続する。内血腫を伴わなければ片麻痺、失語などの脳局所症状はみられない。尚、出血が高度であれば意識障害をきたし、頭痛を訴える事は出来ない。神経症状として髄膜刺激症状が認められる事が多い。